土地と家以外にかかってくる経費を知っていますか?

 

「資金計画③」

 

弊社の『資金計画』では、

どんな土地が欲しいのか?や、

どんな家にしたいと思っているのか?をお聞きする前に、

あなたにとってベストな予算を導き出し、

その予算とのバランスを図りながら希望をお聞きしていきます。

 

こうすることで、後から想定外の出費に悩まされたり、

ローンに負荷がかかり、建てた後の暮らしがしんどかったり、

お金がなくて何も出来ない・・という侘しい思いをしなくてよくなります。

 

おはようございます。

では、前回の続きをいきましょう!

 

 

前回で、全体の予算を把握することが出来たので、

続いてはその予算の振り分けです。

まずは、、、

“土地取得のためにかかる費用”と“家にかかる総費用”

以外にかかってくる費用を、具体的に計算していきます。

 

“諸経費”からいきましょう。

諸経費は3つの項目から成り立ちます。

“銀行にかかる費用”、“火災&地震保険”、“登記代”です。

 

銀行にかかる費用は、住宅ローン選びを

すでに行っているので簡単に出来ますね。

もし、あなたが銀行が取扱う固定金利選択型を選んだなら

この部分は“保証料”と“事務手数料”と“印紙代”か、

あるいは“事務手数料”と“印紙代”だけかもしれませんし、

フラット35を選んだならば、“融資手数料”に“印紙代”、

“初年度分の団体信用生命保険”に“つなぎ融資の手数料と金利”かもしれません。

いずれにしても、具体的な金額を把握することが出来ます。

 

“火災&地震保険”についても、住まれる地域や、補償範囲、期間、

家の構造などによって金額が変わってくることになるので、

他の方の事例をお伝えしつつ、あなたの考え方をおうかがいしながら、

しっかりと予算枠を確保していきます。

 

“登記代”に関しては、通常は”表示”、“保存”、“抵当権設定”の

3つの登記(土地の所有権移転は土地取得費で計算します)は、

現金で家を建てない限りは必ず必要になってきますから、

この3つを予算計上していきます。

 

また、買う土地の地目が宅地以外の場合だったり、

建替えの場合なんかは、これらに加えて別途登記申請が必要になるので、

その場合には、もちろんそれらの費用も予算計上します。

 

これで、“諸経費”と呼ばれている部分が計算出来ましたね。

では、続いて別途経費についてみていきましょう。

ここからは、意外にも見落としがちな経費なので、

見落とすことがないようしっかりとチェックしておいてくださいね。

 

まずは、“家電費用”です。

また、テレビや冷蔵庫・洗濯機も新しく買い替えようとお考えであれば、

これらも忘れず予算計上しておきましょう。

 

続いては、“家具費用”です。

せっかくお洒落な家を建てたんですから、

家具もそれに合わせてお洒落に整えたいですよね。

ダイニングテーブルセットにソファーにローテーブルにテレビボードに。

でも、これらも高い買い物ですから、

しっかりと予算計上してお金を残しておかないと、

そろえたくてもそろえられない・・なんて状況に陥ってしまいます。

 


 

 

それから“引越費用”ですね。

ここ最近は、ずいぶんとサービスが良くなっているみたいで、

引越業者が段ボールとガムテープを手配してくれるし、

引越後には、それらを持って返ってくれるようです。

また、業者によっては新居に持っていかない粗大ゴミを無料で処分してくれる

ところもあるみたいなので、昔のように自分たちでしんどい思いをしながら

引越し作業をするよりも頼んだ方がお得なようです。

 

そして忘れがちなのが、“地盤改良費用”です。

これは、あくまで地盤調査の結果によって、するかしないかが決まってくるもです。

ですから、しなくていい場合には、この予算は余ってくることになるわけですが、

余った場合には、“庭の工事費用”や先程の“家具や家電費用”に

回していただくようにしています。

それほど頻繁に出るものではありませんが、

こればっかりは調べてみないと分からないものなんで、

予算計上していなくて、もし改良判定が出たような時は、

不意の出費に苦しむことになりますから、しっかり計上します。

ちなみにこの費用を計上せず失敗してしまう、という話をよく聞きます。

 

この部分の最後は”雑費”ですね。

今までの項目に含まれていなかったような細かい費用です。

地鎮祭費用だったり、近所挨拶だったり、弁当代や差入れ代、

それからCATVの工事代金といったものです。

これらは一つ一つ細かく計算することはありませんが、

雑費としてざっくりと見ておくといいでしょう。

 

 

 

これらが、“土地取得のためにかかる費用”と“家にかかる総費用”

以外に家づくりでかかってくる経費です。

思っている以上に色んな費用が掛かってくるでしょ?

これらを見落とすと、後から大変なことになるので、

注意深くこれらの費用を計算していってくださいね。

 

金子工務店ではこういった【資金計画】をとても大事にしています。

是非ご相談ください。